「ミューロA」は、優れたろ過能力とランニングコストの削減を目標に、旧松下電工㈱が開発し㈱アリオトが製造する高性能ろ過材です。特殊な形状により、物理ろ過と生物ろ過が同時に可能で、ランニングコストも抑えることが出来るハイパフォーマンスなスパイラルろ過材です。
ろ過能力の秘密は多孔球の形にあります |
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「ミューロA」は連続した多孔体を球場に加工した独特のフォルムで、物理ろ過の有効面積を大きく設けた汚物を補足しやすい形状。
「ミューロA」の素材は塩ビ樹脂ですが鉛の入った塩ビは使っていません。さらに環境ホルモン物質を使わないなど、環境に配慮した設計です
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「ミューロA」にはすき間がたくさんあるため圧力損失が少なく、充填部の空間を広くとれます。そのため小型ポンプでも必要な浄化性能を得ることができます。また、汚物を「ミューロA」層の上部だけではなく内部でも捕捉し、効率よく洗浄します。
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「ミューロA」はすき間が多く、「ミューロA」層の上から下まで水をよくろ過します。
汚水がたまりにくいので逆線の回数を減らします。しかも、逆線は短時間で手軽に汚物がとれるので洗浄水量が少なくて経済的。さらに「ミューロA」が水と一緒に流れる心配もほとんどありません。めんどうなろ過材の取替えや補充回数も少なく、保守業務の負担を減らします。 |
物理ろ過
ミューロAは、表面にある複数のつづら状のひだを持ち、ろ過材同士に隙間が出来る特殊構造。
汚れが上部に溜まることなく立体的に捕捉され、高い物理ろ過性能が長時間持続可能です。
衛生管理が重要となる浴場・プールなどに効果的で、週1回、換水が必要な施設のろ過装置の場合、廃棄するだけの水
を再利用し、ろ過器へ逆洗浄を行なうことで、効率的かつ、低コストでの衛生管理が可能です。
なお、この『ミューロA』は、有害な鉛や環境ホルモンである可塑剤を排除し、自然・環境にも配慮している為、ホテル・旅館
・温浴施設・フェリーなどの船舶や介護 施設など、幅広い分野に活用することが出来ます
生物ろ過
ミューロAは、たくさんのひだが乱水流を発生させ、好気性バクテリアによる微生物膜が定着しやすい環境を作ります。
その結果、透明度の高い活性水が作られます。
観賞池や噴水、養殖場等のろ過装置に使用することで、清潔感のあるクリーンな外観を維持することが出来ます。
さらに、生物ろ過の場合は、週1・2回の逆洗で十分機能する為、砂ろ過での
ランニングコストと比較すると、大幅に削減することが可能です。
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温泉での使用例
1.使用場所 ホテルの浴場
2.泉 質 ナトリュウム・カルシュウム一冷鉱泉
3.ミューロA使用前 砂ろ材を使用していたが、マンガンが泥状に付着し何度も詰まってしまった。温泉成分
も除去されていた
4.ミュ-ロA使用後 逆洗の効果上がり詰まることもなくなった。またろ材の量を調整することで温泉成分を
残すことができている
5.運用方法 1ヶ月ごとに「ミュ-ロA」を取り出し洗浄済みの物と入替取り出したものは溶液につけ
て1ヶ月置く
ミュ-ロAは軽いため(100㍑10キロ程度)入替が容易で自前でできる(作業時間500㍑2時間程度)
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6年以上使用したろ材で洗浄後1ヶ月使用した状態 逆洗の効率が良いのでかなり綺麗
溶液につけ洗いしたもの 変色しているが汚れぬめりは除去されてい |
水槽・養魚場に
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養魚場では稚魚の死亡率が大幅に減少したと好評です
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水は、ろ過槽で好気性微生物を繁殖させ、魚の糞・尿・食べ残し等を食べさせることで活性水になります。
ミューロAは、表面積が大きく複数のつづら状のひだをもち、好気性の微生物が定着しやすい環境を作り出します |
ビーシュリンプの繁殖にも |
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水槽内で水と接する面積が大きく確保されていることが必要とされるビーシュリンプの繁殖には水草や流木が使用さ れていますが、ミューロAがより効果的です。
ろ過材「ミューロA」は多くのディンプルを有し、接水面積が大きく確保されています。
稚エビのえさとなるプランクトンが付着しやすくなることに加え、好気性・嫌気性バクテリアも付着することで、良好な水質を保つこともできます。 |
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稚エビが順調に育っています |
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